紙の書籍 vs 電子書籍

徐々に電子書籍(の販売)が出回ってきましたね。
ここらで一度、メリット・デメリットを整理してみようと思い、
思いついたことをズラズラと書いてみました。
若干、不真面目な部分があるのはご愛嬌ということで。

紙の書籍も電子書籍も、
それぞれをうまく使い分けて、快適な読書生活を満喫しましょう(^^)

なお、電子書籍は、iPad(10インチ)、GALAXY Tab(7インチ)で読んだ経験で記載しています。
iPhoneなどの小さなサイズでは読まないので、対象外とお考えください。
また、Kindleも違った味がある(目にやさしいとか)と思いますが、使ったことがないので対象外です。

ちなみに、自分はかなりの電子書籍(自炊)派です。
PDFをドサっと格納している場所のサイズを見てみると、120GBありました。。。
(かれこれ、3年くらいは自炊していますので。。。)
iPadやGALAXY Tabで、ガシガシ読んでます。

■紙書籍
<メリット>
・単体(1冊)だと、持ち運びが楽。
・ランダムアクセスが最強。パラパラとめくって楽しむこともできるし、一瞬で最終ページを参照することも可能。
・雑に扱うことが可能。水に濡れても「ま、いっか」。(人によると思いますが。。。)
・直接記入も、多種多様な文房具(ペンですけど)で可能。
・本棚にきれいにディスプレイしたいという魔力を秘めている。
・ジャケットのよい本は、飾っておきたくなる。
・古本屋に売却すると、お金にすることができる。
・なにより、膨大な種類の書籍がある。

<デメリット>
・複数持ち歩くのはちょっと厳しい。
・辞書のようなものは、単体でもかさばるし、重い。
・保管場所の悩みが常にある。
・時間が経過すると、黄ばんでくる。

■電子書籍
<メリット(電子書籍共通)>
・端末に、数多くの電子書籍を入れておくことができる。
出先で、気分に応じて実用書を読んだり、勉強したり、マンガを読んだり。
・端末によっては、片手で読むことができる。
※意外とこれがポイント。
ページ送りを親指だけでできたりするので、電車で立ちながらとか、ご飯食べながら(オイ)とかでも
快適に読むことができるのです。(GALAXY Tabはかなりイケます。)
・暗いところでも読むことができる。(目が悪くなりそうですが。。。)
・拡大して表示することができる。
・紙と違い、物理的な劣化(黄ばむとか)はしない。
・保管場所をとらない。

<メリット(電子書籍を購入)>
・購入が簡単。いつでも、どこでも。かつ、紙書籍よりも安いことが多い。
・電子書籍(自炊)に比べて、容量が小さい、文字がキレイ。
(自炊は画像として保存するのに対し、文字情報が記録されているため。)
・たいてい、文字検索可能となっているため、探しモノ(言葉)が見つけやすい。

<メリット(電子書籍を自炊)>
・紙があれば、基本的になんでも電子書籍化可能。
・著作権保護のようなガードがかからないので、どの端末でも読むことができる。
MacでもiPadでもGALAXY Tabでも、お好きなもので。

<デメリット(電子書籍共通)>
・読める端末がなければ、ゴミ。(端末の電池がなくなった時はちょっとショックです。。。)
・ランダムアクセス(紙の書籍でいう、パラパラとめくること)にかなり弱い。
(これは、今後のアプリに期待ですね。)
俗にいう、「速読」には弱いかも。
・画面の光で目が痛くなる。(人によって程度の差はあるでしょうけど。)
・基本的には個人でしか使用不可(著作権上)なため、誰かに貸すことができない。

<デメリット(電子書籍を購入)>
・まだまだ購入できる書籍が少ない。(電子書籍のみ販売、という書籍はほとんどない。)
・著作権保護がかかっていると以下のデメリットあり。アプリ形式でも同様。
「読める端末が限られる」
「提供元サービスが無くなると参照できなくなる」
「自由にバックアップできない」

<デメリット(電子書籍を自炊)>
・手間。快適に自炊するには、ドキュメントスキャナや裁断機など、設備投資が必要。
・紙の書籍を裁断するのに、心が痛む。スキャン後の本の使い道がないので、心が痛む。(もはや麻痺しましたが、、、)
・電子書籍を購入した時に比べると、ファイルサイズが大きくなる。キレイさとのトレードオフ。
・文字検索に弱い。強力なOCRをかければそれなりに解決できるが、まだまだといったところか。
今後の進化に期待ですね。

<おまけ>
紙の書籍と電子書籍、どちらがよいかというと、個人的には電子書籍。
ただし、雑誌のようにパラパラ見るのが楽しいものや、
写真集のような、紙質がよくてキレイでサイズが大きいものは
紙の書籍の方がよいと思います。
あとは、お気に入りの書籍とかは、紙で本棚に置いておきたいですよね。

世の中、よく二元化して「こっちでないとダメだ」みたいな話がありますが、
両方のよいところをうまく使ってビジネスにしていけばよいと思います。
音楽(iTunes)がそうであったように、電子書籍が手軽に購入できるようになれば
有料でもたくさん売れると思うのですが、いろいろな利権がらみが難しいのでしょうね。
(著者にお金が入らない古本屋で購入されるよりも、著者は嬉しいと思うのですけどね。)